日記

「価値」の時間的変遷

最近、「価値」というものについてよく考えます。
ある人にとっては喉から手が出るほど欲しいものが、
ある人にとってはまったく不必要なものであることもあります。
まったく同じものでも、受け取り手によって、
これほどまでに異なるものになってしまう不思議な「価値」。
「価値」を時間軸の上に乗せてみた時に、
二種類しかないことに気が付きました。
■時間とともに価値が上がっていくもの
■時間とともに価値が下がっていくもの
その中間は存在せず、この二つしかありません。
思い出の品物は時間とともに価値が上がっていきます。
その品物を手に入れた瞬間から現在に至るまでの時間の重さが
そのまま「価値」となって積み重なるからです。
そうでないものは記憶の彼方に消えていくことになり、
その人にとっては「無価値」であると言えるでしょう。
人間は時間軸から逃れることはできませんので、
「価値」を固定させることはできず、
上がるか、下がるか、二つに一つとなります。
僕は日々、時間と共に年老いていますが、
肉体も精神も「価値」が下がってきている、とは考えません。
(考えたくありません。。。)
時間と共に自分の「価値」は上がっているのだと、
自分自身に言い聞かせて、毎日をがんばりたいと思います。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。