日記

「同情」は「恋」に近い

「人の不幸は蜜の味」という呪わしい言葉がある反面、
苦しんでいる人や悲しみの人を見た時、
恋心にも似た強い励ましの欲求を心の中に湧き起こすのもまた
人間という生き物ですね。

たとえば女子でしたら、サッカーの試合に敗れて
夕暮れ時に校庭の片隅で一人涙を流しているエースを見かけると
胸の高まりを抑えることができなくなってしまうでしょうし、
たとえば男子でしたら、森の奥の療養所の窓から外を眺めている
寂しげな少女を見かけると、命を捨ててもその子のために
何かしてあげたい、笑わせてあげたいと思うことでしょう。
(たとえ話のイメージが古くて恐縮です。。。)

映画『男はつらいよ』の寅さんのセリフにも、

「男ってのはな、惚れた女が不幸せであればあるほど
 張り切ってしまうもんなのよ。」

というのがあります。

「同情」は「恋」に一番近い感情である。

とも言われますね。

そのことを利用しようとすぐ泣く女子(最近は男子のほうが
よく泣くと聞きますが)もいますが、それはまだ可愛いほうで、
芸達者な女子ともなると、涙を一粒だけ光らせ、
ほんのりと男子に気付かせた上で、

「ううん、何でもない、大丈夫。」

と涙をぬぐうフリをして男心をくすぐるという高度なテクニック
を使ったりしますので、気を付けなければいけません。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。