日記

「怖い」という快楽

「怖い」

というのが快楽の一種であることは、
子供たちが遊ぶ様子を見ているとすぐ理解できます。

お化けごっこや怪獣ごっこでいかに相手に大きな恐怖を与えるか、
また、恐怖を与えられる側もいかにたくさんドキドキできるかに
夢中になります。

僕も小さい頃、夏休みのお昼にやっていたテレビの特集番組
『あなたの知らない世界』や外国のホラー映画などに夢中に
なって貪るように観たものです。

観客から感動の涙を絞り出させたり、笑い声を出させたりする
のと同様に、

「怖がらせる」

ということにも相当な工夫とエネルギーが必要となります。

「ホラー映画は製作費が少ない」

と言われていますが、観客の心理を動かすためにはその他の
ジャンル作品と同様に多大な苦労が要るということになります。

静寂からいきなり大きな音が出たり、何気ない安堵のシーンに
いきなり挿入されるお化けのカットによって、驚かすことは
できても、怖がらせることはなかなか難しく、人間を心底から
怖がらせるためには、

「怖い」

という人間心理の研究と、それに沿った演出の模索が必要です。

今日の音楽

深夜の訪問者/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。