日記

「慣れ」の威力は大きい

サイトや端末のOSなどがアップデートされる度に、

「改悪だ。」

などと言われてしまいます。

もちろん、どうしてこんな機能を付けたのか、何の意味があって
こんな仕様変更をしたのか理解に苦しむような本物の改悪も
ありますが、そうではないもの、むしろ本当は改良されている
ものに対してまでも改悪としてしまう傾向があるようです。

人間には「慣れ」というものがあり、
普段使っているものの突然の変更に対して心が追い付かず、
これは良くないと思い込んで自己を正当化しようとします。
それがどんなに素晴らしい改良であったとしても
使い心地が良くない=改悪として認識してしまうのですね。

エンジニアをしている弟に聞いたのですが、
そのような人間の心理と新しいものへ馴染んでいく過程が
グラフ化されていて、その曲線に基づいて、
旧サイトと新サイトの併用や、ユーザーの教育が
プロジェクトに盛り込まれるそうです。
(運営サイドにとっては旧サイトと新サイトの併用が
一番の重荷になるそうです。2つのサイトを運営していることに
なりますのでコストも2倍かかるのでしょう。)

これはお店などでも同じですね。
家の近くに新しいケーキ屋さんができて、
もしもそっちのほうが美味しかったとしても、
長年ケーキを買っていた馴染みのお店で
つい買ってしまうものです。

逆に、新しいお店側の視点で見てみますと、
他のお店から顧客を奪うのは並大抵のことではない
ということになりますね。

攻略しなければいけないのは、人間の「慣れ」です。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。