日記

「暑い」と言ったら負け

僕は暑さに極端に弱いじつに情けない男なのですが、
どんなに暑くて苦しくても「暑い」と言わないと決めています。
「暑い」と言ったら負け
という奇妙な強がりのルールを自分に課して暮らしています。
言葉というものは不思議なもので、
「感情の捌け口」となります。
ケガをした時に、「痛い痛い」と連呼することで
痛みが柔らぐような感じがすることがありますね。
イライラした時には大声で叫ぶとスッキリしますし、
悲しみの時には声をあげて泣くと少し楽になります。
しかしそんな時、周囲の人たちにとってはどうでしょう。
朝から機嫌が悪くてブツブツとつぶやいている部長
のそばには近寄りたくないですね。
「痛い痛い」という言葉もできることなら聞きたくはないです。
つまり、ある人が自らの苦痛を軽減するために放たれた言葉は、
「負のエネルギー」となって、周囲の人たちを脅かすのです。
大切な人が大きな悲しみを背負っているのを知った時、
「声をあげて思いっきり泣いてもいいよ。」
と言ってあげることは、
あなたの感じている苦痛を半分わたしが引き受けるよ。
という意味なのですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。