日記

「美しい」という意味

バームクーヘンが好きでよく食べるのですが、
あの「年輪」の美しさにうっとりと見入ってしまいます。
この「年輪」は、意味がないと言われてしまえば、
確かに意味はないのかもしれません。
ケーキの型に素材を流し込んで焼けば、
同じ味のお菓子が短時間で出来上がることでしょう。
しかし、わざわざ中心部分の小さな輪から作っていき、
時間をかけて「年輪」を重ねていきます。
そうしてようやくあのビジュアルが完成します。
意味があると言えば、この「年輪」のビジュアルと、
噛んだ時に何層もの素材を贅沢に噛み切るような心地良さ
(パイやミルフィーユにもありますね。)でしょうか。
人間が「意味がない」と言う時、
それは機能的なことを指す場合が多いような気がします。
しかし、ただ「美しい」ということだけでも
それは大きな「意味」です。
特にお菓子は、舌ではなく目で味わうものですから。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。