日記

「肉じゃが」と言う女子

バイオリニストの高嶋ちさ子さんが以前テレビで

「得意な料理は? と訊かれて、
 肉じゃがと答える女が嫌いです。」

とおっしゃっていて、笑ってしまったものですが、
僕も若かりし頃を思い出してみたら、
確かにそのような場面で「肉じゃが」と答える女子が
多かったように思います。

肉じゃがと言いますと、家庭的であったかいイメージがあります
ので、それを自分のイメージと重ねて見せたいという
女子の演出的な心理からなのでしょうか。

それとも、肉じゃがと答える人があまりにも多いため、
とりあえずそう言っておけばいいだろうという、
短絡的な気持ちからなのでしょうか。

「得意料理は何ですか?」「肉じゃがです。」
と答えている女子がとても多かったことは事実です。

僕は個人的には、横並びでそんなことを言う人よりも、

「料理はまったくできません。」

という女の人のほうが好きです。

料理が苦手な人が一生懸命作った、
とても食べられないような不思議な味と色と形の料理を
「美味しい美味しい。」と言いながらほおばることほど
男冥利に尽きるものはないでしょう。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。