日記

お客さんは大きな財産

自分の財産は何だろうと考えてみる時に、
家族や友人、仕事の片腕となる音楽制作機材、大好きな本、
思い出の写真やお菓子の包み紙、紅茶の缶など、様々なものが
目に浮かびますが、最近もっとも強く意識するようになったのが

「お客さん」

です。

僕は音楽制作をする会社をやっていますが、その会社のお客さん、
仕事を依頼してくれる人を、とても大切な「財産」だと思うよう
になりました。

それは、僕自身に生活上の実りを与えてくれるというのも
もちろんですが、何より、

「他を選ばず、僕(僕の会社)を選んでくれた」

ということに、強烈な嬉しさと感謝の念を感じるからです。

以前このブログでも書かせていただいたことですが、
世の中のあらゆる仕事は、代わりは他にいくらでもいます。
作曲家や画家、デザイナーなど、オリジナル性を謳う職種で
あってもそれは全く同じことで、代わりはいくらでもいます。

「このプロジェクトはあなたなしでは考えられない」

という言葉に施行者は時として有頂天になったりしますが、
それは発注者の「口説き文句」の類であるというのが本当の
ところで、ビジネス上のプロジェクトというのは、もしも
その施行者がいなくなったとしても淡々と進行するでしょう。

つまり、どんな人であっても、周囲はライバルだらけであり、
自分以外にも同じようなことをしている人間はたくさんいて、
自分がいなくてもいくらでもその代役はいるのです。

そんな中、自分に依頼してくれた、という事実を改めて
噛みしめてみると、大きな嬉しさを感じることでしょう。

それは、たくさんの人の中から自分を選んでくれたという、
夫婦や恋人と同じくらい貴重な「つながり」であると
分かってくるでしょう。

今日の音楽

手紙/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。