日記

お料理に依存した虚しい宴席

忘年会や新年会など宴席が続くこの時期ですが、
会が終わって、お皿の上に残ったお料理を見る時ほど
嫌な気持ちになることはありません。

残ったお料理をすべて平らげてしまいたい気持ちになるのですが
いくら大喰らいの僕の胃袋をもってしても、
ベルトの穴を最後のところまで移動するほどたくさん食べても
どうしても残ってしまうことがあって哀しい気持ちになります。

山盛りのお料理がどんどん運ばれてきて、
そのことによって会合の華やかさを演出しようとする企みは
もはや時代遅れといっていいでしょう。

お料理の量はちょっと足りないくらいがちょうど良く、
そのことによって「シケた」雰囲気になるのであれば、
そんな会合は最初から楽しいものではなく
単なる時間の無駄です。

お料理にだけ依存しているような宴席は、
虚しさだけが残るものとなってしまうことでしょう。

少量の、けれど、とびっきり美味しいお料理を
みんなで分け合ってきれいに平らげ、
豊かな会話や心のときめき、感動的な出会いがなければ
楽しい会合とはとても言えないことでしょう。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。