「お酒をお召し上がりになるのでしたら、
ごはんは後で出しましょうか。」
と言われて、僕はいつも
「いいえ、一緒にお願いします。」
と答えます。
僕はお酒を飲みながらごはんを食べられますが、
世の中の多くの人たちは、お酒とごはんは別々のようです。
学生時代に、みんなで飲みに行った時も、
ごはんセットを頼んでむしゃむしゃと食べながらウィスキーを
飲んでいましたので、みんなに奇異の目で見られたものです。
しかし、お酒はごはんと一緒に味わうことを僕はお勧めします。
お腹がいっぱいになるのと同時進行的にお酒による酔いが
まわってくると、大きな幸福感を得られるからです。
「お腹がいっぱいになるとお酒が飲めない。」
という方もいらっしゃいますが、お酒は食欲を刺激しますし、
満腹感が演出する「酔い」というものもあります。
お酒はどちらかと言えば「胃袋」ではなく「心」を満たすもの
ですので、ごはんでお腹いっぱい、お酒で心がいっぱい
というのが贅沢なひとときとなるでしょう。