日記

お酒やお料理が目的ではない

学生時代、バーにウィスキーをよく飲みにいったものですが、
それはお酒を飲むことが目的というよりもむしろ、
そこに集うお客さんや名物バーテンダーと話をするためでした。

お酒は酒屋さんに行けばお店で飲むよりも安くたくさん飲める
はずですので、わざわざお店に出かけるということは、
お酒そのものが目的ではないということになります。

これは、お酒だけではなくお料理でも同じことで、
そのお店の名物料理、名物メニューと呼ばれるものでさえも、
それを食べに行くというのは案外「口実」であるものです。

本当の目的は、

「誰と食べに行くか」

「それを食べながら誰とどんな話をするか」

ということにあると言えるでしょう。

お店を経営しようとする人は、そこで出すメニューに神経を
注ぎがちですが、実はそれよりももっと大事なのは、

「心地良い場を演出できるかどうか」

ということですね。

お酒やお料理よりも、居心地の良い空間や、きれいなテーブル、
心地良いBGMや照明、おもしろい話をしてくれたり相談相手に
なってくれる名物店員の存在などがとても重要となります。

お酒やお料理は、人と人とをつなぐツールに過ぎないのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。