日記

できないことをできるようにする方法

知っていることとできることの間には大きな壁があって、
知っているだけではできるようにはならないということを、
先日書かせていただきました。

それでは、知っていることをできるようになるためには、
具体的にはどうすれば良いでしょう。

まず一冊のノウハウ本を読んだとします。

この段階で、もう自分にもできるかのように錯覚してしまう人が
ほとんどであるという事実に驚愕します。
(人は、知識を得ただけでそれが実際にできると思い込んで
しまう生き物なのでしょうね。)

しかし当然のことながらできるはずはありません。

その簡単な例として、たとえば『泳ぐ本』を読んだ人が、
今日からすぐに泳げるようになるでしょうか。

泳ぐための身体の動かし方のすべてを知識として得たとしても、
水に飛び込んだ瞬間に溺れてしまうでしょう。

それと同じことが、古今東西すべてのノウハウ本について
言えると思います。

そして、現実に直面した人間が次にとる行動は、

「できない理由を探し始める」

ということです。

「この本に書かれてあることは良いかもしれないけど、
 私には合わない」

とか、

「こんなことできるはずはない。
 この本に書かれてあることは全部ウソだ」

とか、

「この本に書かれてある方法をやってみたいけれど、
 ○○さんに意味がないよと言われたからやめよう」

などと言って、せっかく仕入れた知識を捨てて、
また別の本を漁り始めます。

まだ一度も実行していないのに!

つまり、まず第一段階として、本を一冊読んで、
それが今の自分にはできないという現実に直面した時に、

「誰かや何かのせいにはしない」

ということです。

できないのは自分なのです。

誰のせいにもせず、できないことへの不満の刃を、
自分自身の胸に突き刺すことができたら、
そこから次の段階です。

それは、

「一番簡単なことをまず完璧にできるようになる」

ということを目標に、実際に自分の身体を使って
やってみることです。

本を一冊丸々読んでしまったら、最終段階の知識まで頭に
入っていることになりますので、ついあれもこれもと
気が焦ってしまいます。

しかし、階段を一段目から最終段まで一気に上ることができる
人などいるでしょうか。
一段一段おっかなびっくり上って、
ようやく頂上にたどり着くはずです。

それでは、ここで、

「できないことをできるようにする方法」

をまとめまてみましょう。
おおよそ以下のようになります。

◆まず本などで知識を仕入れる

◆知識として知っていても、実際にはできないことを知る

◆できないことを人のせいにしない

◆まず階段の一段目、一番簡単なことをやってみる

◆恐らくそれすら最初はできないが、一番簡単なことである
ことに間違いはないので、繰り返しやれば必ずできるようになる

◆階段を一段一段上るように、できることを増やしていく

◆いつしかできるようになっている

以上になりますが、上記は人間が行うすべてのことに当てはまる
成長と進化の方法だと思います。

どうぞやってみてください。

今日の音楽

新しい道/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。