日記

においの記憶

ふとした時に、懐かしい「におい」を感じ、
記憶の中にある思い出が呼び戻される瞬間があります。
初夏の心地良い午後に、風が窓から入ってきて、
森の木々の香りとでもいうような良いにおいを感じ、
そのにおいは確かに過去に嗅いだことのあるものでした。
嗅覚に訴えかけてくるそのにおいと、
記憶の中の思い出とが互いに引き寄せ合っている感じがして、
どうにか落ち着いたのが、
「小学生の頃の夏休み」
というイメージでした。
あれは確か、おじいちゃんの家に遊びに行き、
遊びつかれて床に寝転んでいた時に、
窓の外から入ってきた風のにおいだったような気がします。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。