日記

はじめとおしまいが苦しい

どんなことでもそうですが、特に仕事においては、
「はじめ」と「おしまい」が苦しいものです。

たとえば、腕立て伏せを例に取ってみましょう。

腕立て伏せを100回やると決めました。

やり始めの時には、

「あー、100回まで長いな・・・苦しいな。」

と思うでしょう。

そして、10回を越えたあたりからだんだん普通になってきて、
何か得体の知れない大きなものの流れに身を任せるようにして、
どんどん回数が進むでしょう。

何とかがんばってもうすぐ100回まで到達しそうです。

すると、98回、99回、100回目の腕立て伏せの速度が、
自然に遅くなってしまうことに気が付くでしょう。
苦しくてたまらないからこうなります。

不思議なことに、たとえば100回ではなく、110回やると決めた
とすると、98回、99回、100回目は、普通の速度で進むでしょう。
設定した「おしまい」の直近がとても苦しくなるのです。

つまり、「苦しさ」を決めているのは、身体的なものではなく、
精神的なものであるということになりますね。

こうして見てみますと、仕事の苦しさを軽減するためには、

「気が付いたらもう仕事をしていた」

「気が付いたらもう仕事が終わっていた」

という精神状態を持つことができれば良い
ということになります。

「はじめ」と「おしまい」は確かにあるのですが、
そのことを意識せずに、得体の知れない大きなものに身を任せて
仕事ができると良いですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。