日記

ぶどうのおいしい食べ方

まず、ぶどうを食べる30分ほど前に冷凍庫に入れます。
(冷蔵庫ではありませんよ、冷凍庫ですよ。)
冷たくなったぶどうは極上のデザートです。
そして、僕はぶどうを噛まずにそのまま飲み込みます。
ここは意見の分かれるところで、
「消化によくないよ。」などと叱られたりするのですが、
ぶどうの粒を噛むとすっぱくなって、
すっぱいものが苦手な僕はたまらない気持ちになるのです。
ぶどうの一粒を房からもぎ取り、指でつまんで出口に唇を当て、
皮を押して中身を口の中へと誘導します。
その速度と同じくらいのスピードでそのまま喉を通して
飲み込んでしまいます。
ぶどうの粒が口の中に滞在している時間は、
おそらくほんの0.5秒程度でしょう。
つるっとした食感と喉ごしが、まるで高級ゼリーのようです。
(ゼリーを噛み砕く人はあまりいないでしょう。
 あれと同じことです。)
冷凍庫で冷たくなったぶどうの実が、
咀嚼されることなくまっすぐに僕の胃袋に落ちます。
何とも贅沢な食べ方です。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。