日記

もっとも美しい自己表現

複合芸術と言われる映画には、映像、演技、衣装、音楽など
様々な芸術的要素がありますが、
中でも「台詞」の存在感は他を圧倒するものがあります。
好きな映画を一本挙げてみましょうといった時に、
その映画の中の俳優でもなく音楽でもなく、
たった一言の台詞を頭に浮かべる人も多いことでしょう。
「たった一言の言葉」を伝えるために映像があり音楽がある、
という気さえしてしまいます。
ホームページを見ていても、最近では動画を貼り付けたり、
音を流したり、マルチメディアの百花繚乱ですが、
記憶に残るサイトと言えば、何か印象的な言葉が書かれてあり、
その言葉を読むために訪れるという気がします。
(サイトの運営者はマルチメディアに凝るよりも、
テキストにもっと力を入れたほうが良いかもしれませんね。)
そして、心にぐっとくるのは、
書籍などの「書かれた言葉」よりも、
口から生まれて耳で受け止める「生の言葉」です。
人が人である以上、「言葉で伝える」ということは
もっともシンプルでもっとも美しい自己表現なのですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。