日記

やらない技術

何かの上手になろうと思ったら、そのことを繰り返し実践して
技術を磨いていかなければいけません。

書籍などでノウハウを頭に入れて満足してしまう人がいますが、
実際に自分の身体を使って行動し、失敗し、反省し、
また行動する・・・ということの繰り返しをする以外に、
技術を向上させていくことはできないものです。

しかし、何かの上手になるためにはそれだけでは足りなくて、
さらに、「やらない技術」というものも
身に付けなければいけません。

人の生活には日々様々な誘惑があります。

「これを自分の一生の仕事にしよう。」

と思っても、テレビやインターネットで他の人の成功話を
耳にしたり、輝いている人のインタビューを聞いたりしたら、

「わたしもこれをやりたいな。」

「今わたしがやっていることは間違っているんじゃないかな。」

などという気持ちに支配され、
新しいことを始めたくなってしまいます。

ひとつの技術をせっかく磨いているところなのに、
気持ちがフラフラと他を向いてしまって集中できなくなります。
そうするとすべてが中途半端になってしまって、
どれもこれも上手くいかないまま終わってしまうでしょう。

つまり、自分が最初に決めたこと以外を、
「やらない技術」が必要になるのです。

「やらないだなんてそんなの簡単だ。」

と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
この「やらない」ということは、
「やる」以上に難しいと僕は思っています。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。