日記

アナログ盤が再び人気です

近年、アナログ盤(レコード)をリリースするアーティストが
増えているように思います。

通常通りCDをリリースし、その上、アナログ盤も作るのです。
ついこの前新作をCDでリリースしたイギリスのロックバンド
Radioheadも同じ作品をアナログ盤でも販売するそうです。

1980年代にそれまで主流だったアナログ盤からCDに移行し、
一部のオーディオマニアだけが、

「やっぱりCDよりもレコードのほうが音が良い。音が温かい」

などと言って愛好していましたが、あれから30年が過ぎ、
一般ユーザーまでがアナログ盤の魅力を再認識する事態と
なっています。

CDからMP3という圧縮音源(厳密にはCDも圧縮音源なのですが)
に移行し、音質が極限までコンパクトになった感じがあり、
その反動として、高音質を求める動きが出てきたのでしょう。

「CDやMP3では聞こえない音が聞こえる。
 音楽はこんなに感動するものだったのか」

という声をあちこちで耳にするようになりました。

そもそもCDやその上のスペックを持つFlacなどのハイレゾ音源も
非接触による音の再現(光で信号を読み取るため、原盤に機械
が接触しない)をしているのですが、ここにきて、接触による
音の読み取りが再認識されているように思います。

レコードやカセットテープは読み取り装置とメディアがくっつき
ながら音を再現しますので、音の発生にとっては、やはりこれが
一番自然な形であるということになるのでしょう。

アナログではなくデジタルの世界でも、この接触・非接触という
のは重要な要素であり、たとえばDATというメディアがあります
がこれはデジタル信号をテープに記録していくものなのですが、
CDよりも解像度の低いフォーマットで録音したのに、

「すいぶん音が良いな、なぜだろう」

と思ったものです。

それは、D/Aなど各部品の品質が良いということもありますが、
ハードとソフトが「接触」によって音を生み出している
ということも理由の一つかもしれません。

今日の音楽

ネットワーク 2/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。