日記

イザナギTaROさんのラストコンサート

僕は仕事柄たくさんの歌手や演奏家と出逢います。

そんな中、イザナギTaROさんという歌手とのご縁がありました。

イザナギTaROさんは、男性ですが、
女性の音域の声も出すことができます。
しかし、カストラートやカウンターテナーとは違って、
男声(テノール)でも魅力的に歌い上げることができる
「デュアル・ボイス・シンガー」という稀有な存在なのです。

イザナギTaROさんの歌をお聞きになった方は最初、

「男性と女性がデュエットをしているかと思った」

とおっしゃいます。

しかし、この声はみんなご本人一人の声なのです。
(僕も最初、とても驚いたものです)

また、イザナギTaROさんのお歌いになる歌(作詞もご自身で
されています)はどれも、自然や生命、人と人のつながりが
テーマとなっていて、母を想う子の気持ち、子を想う母の気持ち、
優しさ、壮大さ、チャリティー精神にあふれています。

イザナギTaROさんは僕にとっては大切なお客さんでもあります。
僕に新曲をたくさん依頼してくださったからです。
そうやって一緒に作った曲(もう10曲ほどになるでしょうか)の
ひとつひとつはすべて、僕の大切な思い出にもなっています。

そんな、イザナギTaROさんですが、この度、
世界的なレコード会社であるユニバーサルミュージックの
クラシックス&ジャズレーベルからメジャーデビューする
ことになりました。

CD制作にあたり、僕も少しお手伝いさせていただいたのですが、
本来は僕のお客さんであるTaROさんのおかげで、とても貴重な
経験をすることができて、ありがたく思っています。

TaROさんはこれまで、自らの力で人前に出ていき、
積極的に人前で歌い、それを着々と積み上げてこられました。
それがこの度、大きな実を結びました。

そして本日、ご自身が企画・プロデュースする最後のコンサート
が開催されます。
(今後はすべて、ユニバーサルミュージックさんが
マネージメントすることになります)

TaROさんのこれまでの音楽活動に敬意を表すると共に、
今後の新たな活動に大いに期待しています。

そして、これまでTaROさんの音楽活動を支えてくださった
ファンの皆様やご家族の方々に、僕からも感謝の気持ちを
お伝えしたいと思います。

TaROさん、そしてTaROさんの音楽を応援してくださった方々、
新しい音楽の門出、まことにおめでとうございます。
そしてこれまで、ありがとうございました。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。