日記

ギャップに恋をする

人は人のギャップに恋をする場合が多いですね。

いつも無愛想な人が自分だけに見せてくれた笑顔や、
いつも意地悪ばかりしてくる男子が重い荷物を持ってくれたなど
そんな時に恋の導火線に火が点くものです。

音楽室からとても上手なピアノが聴こえてきて、
いったい誰が弾いているんだろうと思った女子がふと覗いたら、
そこには学校で一番の不良と言われている男子が・・・
というのはもはや物語ではよくあるパターンです。

いつもその人に対して持っているイメージと
実際の姿にギャップが生じた時に人は恋に落ちますね。

そのギャップですが、前後を逆にするとまるで駄目です。

「いつも無愛想な人が、笑顔を見せてくれた。」

ですと胸キュンキュンしますが、これをさかさまにして、

「いつも笑顔の人にいきなり無愛想にされた。」

と書いてみますと、たちまち駄目になってしまいます。

同じギャップであっても前後を逆にするだけで、
その言い方から受ける印象が180度転換してしまうのは
恐ろしいことですね。

良くないことは前に、良いことは後ろに書くと
「ギャップ萌え演出」が効果を発揮します。

「終わり良ければすべてよし。」

というのも、ギャップと時間差によって生み出される
心理的な効果だと言えるでしょう。

また世の中の不条理の一つとして、

「善人がする10個の善行よりも、
 悪人がした1個の善行のほうが賞賛されやすい。」

というものや、

「悪人がする10個の悪行よりも、
 善人がした1個の悪行のほうが悪く言われやすい。」

というものがあり、ギャップというものが人に与える印象の
威力を物語っています。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。