日記

ギャラの額と仕事の熱量

僕がこれまで仕事で関わってきた人たちをよく観察してみますと

◆ギャラの額によって仕事の熱量を変える人
◆ギャラの額によって仕事の熱量を変えない人

この2つに分かれます。

いつもお世話になっている社長(音楽プロダクション)は、
1万円の仕事でも10万円の仕事でも、仕事に対する姿勢を
全く変えず、同じ力の入れ方で取り組む人で、
僕も見習いたいといつも思っています。

もちろん値段によって、仕事の「手法」を変えなければ、
赤字になってしまって良くないのですが、「熱の入れよう」は
変えることがあってはいけないと思っています。

つまり

「ああ、ギャラ1万か。」

と思った時点で、その人はその仕事に熱を入れることを
放棄するように頭がセットされてしまいます。

まずは、

「ありがとうございます。」

という気持ちになって、
「仕事に熱を入れるモード」に頭をセットします。
そして、その金額の中で赤字にならずに施行できる方法を
具体的に計画して実行していきます。

1万円でも1000円でも、丁寧に丁寧に仕事をします。

ただしここで大切なのは、丁寧に取り組みすぎるあまり、
持ち出し(赤字)が発生してはいけません。
1円でも自分の利益を確保できるよう計画する必要があります。

ギャラの額によって仕事の熱量を変える人と
ギャラの額によって仕事の熱量を変えない人を比較した場合、
出来上がる仕事のクオリティーは以下のような順序になります。

◆第1位
ギャラの額によって仕事の熱量を変えない人に依頼する
10万円の仕事

◆第2位
ギャラの額によって仕事の熱量を変える人に依頼する
10万円の仕事

◆第3位
ギャラの額によって仕事の熱量を変えない人に依頼する
1万円の仕事

◆第4位
ギャラの額によって仕事の熱量を変える人に依頼する
1万円の仕事

上記のように、1万円の仕事でも、10万円の仕事でも、
「ギャラの額によって仕事の熱量を変えない人」に
依頼したほうが良いものができるということになります。

酷い時(仕事に対する熱意がない人に依頼したと時)には、
第2位と第3位が逆転してしまうことさえあります。
つまり、10万円よりも1万円のほうが
良い結果となってしまう場合も。

仕事をする人間の「熱の入れよう」が
いかに大事かお分かりいただけると思います。

僕も「情熱を持っている人」だけに仕事を頼みたいですし、
依頼をいただく側の時には、そのような気持ちで取り組むように
したいといつも思っています。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。