日記

ヒット作を生み出す作品数の分母

映画や音楽の分野では顕著ですが、お菓子や生活雑貨など、
あらゆる分野において「ヒット作」と呼ばれるものがあります。

そして、ヒットというのは事前に予測できるものではありません
し、意図的に作り上げることもできません。

また逆に、全く予想していなかったものが、
思いがけず大ヒットすることもあります。

「ヒットの法則」

ということが語られることが多いですが、その通りにやっても
必ずヒットするわけではありませんし、むしろ失敗してしまう
ことのほうが多いでしょう。

つまり、ヒットというのは、誰も予想できない、
博打的なものであると言うことができます。

もちろん、すべてのプロダクトはヒットを願って作られます。
たくさんの人の心に響くものにするにはどうしたらいいか
考え抜かれ、細部に渡って練りに練って作られます。

そこまでが人の手でできる最大のことであり、
そこから先のことは神様にしか操作できません。

ただ、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ではないですが、
作品を作り続けて「作品数の分母」を増やしていくことが
ヒットを生み出すためには重要だと思います。

なぜなら明確な事実として、一つのヒット作の背景には、
数えきれないほどのそうではない作品が存在するものですし、
ヒット作というのは、生産者一人につき一つか二つなど、
それほど多くないものです。

たくさんのヒット作を持つ作者は、他の作者に比べて
分母となる作品数が圧倒的に多いのでその効果によるものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。