日記

レコーディングにはマカロン

レコーディングの時に、ラデュレのマカロンや、
デカダンス・ドュ・ショコラのチョコレートを持っていき、
演奏家やボーカリストの方に差し入れると、
良いテイクを録れる確率が高くなります。

美しいお菓子を味わった後は心に素敵なものが広がり、
それがそのまま美しい演奏へとつながるのです。

プロなのだから差し入れの有る無しに関わらず、
最高の演奏をしなさいという方もいらっしゃいますが、
演奏家は機械ではなく人間ですので、
彼女らの意識や気分を高めて最高の音を引き出そうとするのは、
ディレクションの際の演出のひとつだと僕は思っています。

映画監督が撮影現場でおもしろい話をしゃべって皆を笑わせたり
時として助監督やスタッフを大声で怒鳴ったりするのもまた
演出のひとつですね。
なぜならそのような場には必ず役者さんがいるからです。
役者さんが見ていることを知っていてそのようにするのです。
フィルムに映る人が最高のパフォーマンスを上げられるように、
気分をなごませたり、緊張感を与えたりしているのですね。
本当にスタッフを注意したりする時には、
舞台裏など誰もいない場所に呼んでひっそりやります。

ある意味、ディレクターが一番の役者なのかもしれませんね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。