日記

ロボットのように

良い仕事をしたいと誰もが思っているでしょうし、
仕事を円滑に効率良く進めていきたいとみんなが考えています。

しかし仕事というのはなかなか思ったように進まないものです。

その理由を、周囲のせいにする人も多いでしょう。

「お客さんのわがままに付き合っていたら
 こんなに時間がかかってしまった。」

「同僚が能力の無い人だからとても苦労している。」

など様々な言い分があるでしょう。

しかし実は、仕事の進行を阻害している最大の原因は、
仕事をする人自身の胸にある「感情」であると言えるでしょう。

たとえば、パソコンや機械に仕事をさせると、ほぼ間違いなく
規定通りの時間で規定通りの結果を出してくれますね。
たまに機械的なエラーに困惑することはあっても、
修理をすると、何事も無かったかのようにまた働いてくれます。

しかし、人間は機械ではないのですからそれができません。
1回目にやる作業と2回目にやる作業の内容が全く同じだったと
しても、その結果は少しずつ違ってきてしまいます。
疲れによる感情の鈍化や、その瞬間瞬間で胸の中に沸き起こる
様々な想いが行動に影響してしまうからです。

いやな言い方になってしまいますが、

「仕事のできる人は、機械のような人である。」

と言うことができるでしょう。

仕事を円滑に進行するために、
ロボットのようになる必要があるのです。

トラブルが起きた時にも、焦りや恐怖を感じることなく、
最初から決めていた対処法に沿って冷静に行動します。

こちらの利益が多くなるような申し出があった時にも、
それを丁寧にお断りして、規定に沿った仕事をします。
欲望に左右されて行動の内容を変えることはありません。

ロボットであればそれが難なくできるでしょう。
人間は「感情」のせいでそれができません。

しかしながら、ロボットがやる仕事よりも
人間がやる仕事のほうが良い「感じ」を受けます。

その「感じ」というのは、許容できる範囲の「曖昧さ」であり、
悪意のない間違いや失敗であり、「ごめんなさい」です。

そういうことに人間的なあたたかさや価値を感じることの
できる人にだけ伝わるものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。