日記

ロマンスを生み出す演出としてのスキ

「男が女を追うもの」

というのは一時代前の話になってしまったようで、最近では、
「草食男子」や「肉食女子」、「女のオス化」と言われるように
女性のほうが積極的に「狩猟」しなければ、恋人関係や結婚に
至ることができないという寂しい現象が起きています。

僕の周辺でもお金も有りお顔も素敵な会社経営40代独身男性や、
人目を惹く美貌を持ちながらいつも一人の女性がたくさんいて、
それぞれみんな「恋人がほしい」「結婚したい」と言うのに、
なかなか一緒になろうとしません。

現代では女性が男性を品定めし、狙いを付けて追いかけるという
ライオン(女)がシマウマ(男)の首筋を狙って牙をむくような
格好になっていますが、はっきり言えることは、

「男は、追われれば追われるほど夢中にはなれない」

ということです。

もちろん腰が引けた男性陣が情けないというのは100パーセント
その通りなのですが、「追いかけすぎる女子」にもまた
ちょっと問題があるように感じています。

男性は闘争心のカタマリでできていますので、
追いかけられると追うことを止めてしまいます。
(「釣った魚にエサをやらない」という例のアレですね。)

ですから、追うのではなく、

「自分を追うように仕向ける」

ことが必要になります。

じゃあどうすればいいのよ、と言われるとその答えは簡単で、

「スキを見せる」

ということです。

女性は社会進出するにあたって、本来持っていた

「ロマンスを生み出す演出としてのスキ」

をどこかに置き忘れてきてしまったのかもしれません。
(スキがあってはこの厳しい社会で男性と肩を並べて
仕事をしていくことは到底できませんから。)

完璧な所謂「できる女」であっても、せめて好きな人の前では
その仮面を脱ぎ捨て、一瞬のスキを相手に見せることによって
ロマンスの導火線に火を点けることができるでしょう。
(「完璧」というのは恋の一番の邪魔者です。)

男性は、好きな女性が不幸せであればあるほど
張り切ってしまうものです。

女性の睫毛に光る一滴の涙や一種の寂しげな横顔を見ただけで、
得体の知れない不思議な勇気と優しさに心が支配され、
その女性を恋愛世界の果ての果てまで追いかけることでしょう。

女性が男性を追う必要などまったくないのです。
「追わせれば」いいのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。