物事には、短い時間で一気にやったほうが良いものと、一日少し
ずつ、時間をかけて長くやったほうが良いものとがあります。
たとえば、これは個人的な感覚ですが、作曲などの創作ごとは、
短い時間で一気にやったほうが良いように感じています。
いざ作ろうと思っても、期末試験前の高校生がなかなか勉強を
始められずにいきなり部屋の掃除をし始めるのと同じで、
なかなか取り掛かろうとしません。
そして、締め切りが目前に迫った頃、ようやく作り始めます。
ところが、作り始めたら一気に完成まで突き進みます。
寝食を忘れ、部屋にこもり、人に話しかけかれても返事もせず、
恐るべき集中力で、何かに操られているかのように
創作に没頭します。
これは、創作ごとが、短期間による大きな集中力の爆発によって
行ったほうが性質に合っていることの証拠だと思います。
また、ダイエットや健康維持などのトレーニング関係、
勉強や読書など、積み重ねて増強していく種類のものは、
毎日少しずつ、習慣としてやっていくと良いでしょう。
「やりたくないこと」をやらなければいけない時にも、
毎日少しずつの習慣化をお勧めします。
一気にやろうとすると気が滅入ってしまい、
結局やらないで終わることが多いですよね。
しかし、毎日少しずつなら負担ではありませんし、
気が付いたら終わっていたということになるでしょう。
この二種類しかないのですから、これから自分が取り組もうと
していることが、どちらの方法でやったら良いかを最初のうちに
決めてから取り掛かると良いでしょう。