日記

一生懸命働いている人は美しい

一か月に一回のペースで髪を切りますが、
行きつけのヘアーサロンに若い男の子が入りました。

年の頃は20歳くらいでしょうか。
宮城県出身だそうで、関東にまだあまり慣れていない感じです。

この男の子の仕事に対する姿勢がとても素晴らしいのです。

髪を洗ったり、椅子へ案内したりなどという
ひとつひとつの行動はもちろんのこと、
すべての言葉に気持ちが入っていて、
何より、仕事をすることを楽しんでいるように見えます。
一生懸命丁寧に仕事をしていて、キラキラしています。

ヘアーサロンのスタッフにありがちな「押しつけがましさ」も
まったくなく、「押し」と「引き」の絶妙なバランスも
すでにベテラン以上に心得ているような感じがします。

「ボクは、ゆとり世代ですから、打たれ弱いんですよ(笑)。
 でもボクの先輩は優しくて、ボクは本当に運がいいのです。
 あと2年がんばって修行して一人前になりたいと思います。」

などと、そのへんの若い人たちからは
あまり聞けないようなことを言います。

笑顔も素敵で、何より仕事に対する熱心さでかっこ良く見え、
僕がもしも女だったら恋をしていたかもしれません。

同じサロンの中でも、その男の子と同年代でも
やる気のなさそうな表情と気怠るそうな話し方の人が
たくさんいて、そういう人たちと、人間としての輝き方の違いに
圧倒的な差があるように感じます。

よくよく考えてみますとその彼は技術的にはまったく未熟で、
まだカットさえさせてもらえない身なのに、
これほどの好印象を与えてしまうというのは、やはり

「目の前のことに一生懸命取り組んでいる姿」

こそが人を感動させるということの証明ですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。