日記

人生を彩る花のひとつ

人間が一生のうちに出逢える人の数は、
わたしたちが想像している以上に少ない、
ということを以前書かせていただきましたが、
人との出逢いは本当に貴重なものです。

以前は学校や仕事場で、酷いことをしてくる人がいると、

「こんな人と出逢ったなんて嫌だなあ。」

と思ったり、女のお友達が、

「あの男と会ったのは私の人生の最大の汚点よ。」

などと言ったりしているのを聞いたことがあります。
(ちなみにその汚点の男は僕のことではありません。弁解。)

ところが最近僕は、たとえそれがどんなに酷い人であっても、
悲しいくらい酷いことをしてきた相手であっても、
人との出逢いはすべて大切なものなのではないかと
思うようになりました。

映画にも悪役が出てくるからこそ物語はおもしろいのですし、
味方をしてくれる登場人物のありがたさにも感動できます。
人生というストーリーを悪役の存在が豊かにしてくれます。

お花畑も、明るい色の花だけ咲いているのではなく、
その間に暗い色の花も混じっているほうが、
深みのある美しさを見せてくれるものですね。

人生においても、その相手がどんなに悪い人であったとしても、
出逢えなかった多くの人たちよりも貴重な存在だと
言えるのかもしれません。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。