日記

仕事と恋愛

学生時代、ある友人(女性)から、

「〇〇君にしつこく付きまとわれている。
 100%恋愛対象として見ることのできない人だから迷惑。」

という相談をされたことがあります。
その相手の男性も僕の友人だったのですが、その女性のことが
好きで好きで、拒まれても拒まれても、時には傷付くような
ことを言われても、熱心に自分の想いを伝え続けていました。

女性があれほど頑なに拒絶するのを見たことがなかったため、
この恋は実らずに終わるだろうなと思っていたものでした。

数年経って久し振りに会ったら、
その二人が結婚していたから驚きです。

「仕事は恋愛と同じである。」

とよく言われますが、僕は自分で営業や交渉をするため、
そのことが良く分かります。

僕は極端に内向的な人間なため、一度断られた営業先には、
恐ろしくて二度と出向くことはできなかったのですが、

「断られたところがスタート地点なんだよ。」

ということを会社経営の先輩からお聞きしたので、
一度断られたところにも少し時間を置いてからまた
連絡をしてみることにしました。

当然のことながらまた断られます。
しかし、また少し経ってから再び連絡してみます。

先方に、

「キミはしつこいなあ。」

と呆れられ、もう身を引く時かと諦めかけた頃、
そのクライアントから初めての仕事の依頼が来ます。

仕事も恋愛と同じで、「好きだ好きだ。」と言い続ければ、
実ることがあるようです(笑)。

また、その逆もあります。

ご依頼をいただいて仕事をさせていただいたけれど、
感覚的、手法的に相容れないものがあった場合には、
お代をいただかず、すぐにこちらから去ることもあります。
そのお客様から再び依頼があった時には、静かにお断りします。

仕事を開始すれば施行費用は発生してしまうのですが、
それを自らが負担してでも、「関係を断つ」ということを
最優先させることにしています。
なぜなら、また同じことが繰り返されるだけで、
何の良いこともないからです。

「好きかも。」と思って数回デートをしたけれど、
肌が合わないと感じたら思い切ってさよならするのと同じです。
ずるずると関係を続けたら、「満たされない時間」だけが
積み重なっていくことでしょう。

また、恋愛と同じで、そのクライアントには
そのクライアントに合った相手がどこかにいるはずですので、
こちらがそれを心配する必要はないでしょう。

このように、仕事上でのお客様との関係や仲間との関係は、
恋愛にとても良くに似ていて、好きだと思ったら、
「好きだ。」と丁寧に伝え続け、何度か「デート」を
しながら、自分の肌に合う相手かどうかを確かめ、
関係の芽が生まれたらそれを大切に育てていくということです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。