日記

仕事を辞めたくなる季節

早くも新年度が始まって最初の月が終わろうとしています。
明日からは五月ですね。

新しい職場で働いている人にとっては、
そろそろ仕事の内容や人間関係に慣れてきた頃でしょう。

「こんなはずではなかった。」

「こんな仕事だとは思わなかった。」

という気持ちが生まれてくる時期でもあると思います。
(多くの人がそんな風に思うように世の中はできています。)

ここで仕事を変えようとしてしまう人が(特に若い人に)
とても多いと、テレビや新聞でよく目にします。

「最近の若者は忍耐力が足りない。」

などとむかし風の頑固者たちは口を揃えて言うかもしれませんが
自分たちだってそうだったはずです。
若者は忍耐力がなく、性急な行動を取ってしまうものです。
長い年月の中で自分の青春時代が、自分にとって都合の良い
ように改変されているだけのことでしょう。

しかしながら、この

「もう辞めてしまいたい。」

と思った時に、もう少しだけ続けてみることをお勧めします。
なぜなら、その先にこそ、多くの人が手にできない甘い果実が
待っているからです。

仕事を始めた時の新鮮な気持ち。
やがてその気持ちは後退し、慣れによる倦怠感と、
別な新しいことへのうらやみの気持ちが生まれます。
同時に、周囲とのコミュニケーションも簡素化され、
味気ない日常が繰り返されるだけの毎日に
ふと疑問を持つようになります。
その小さな違和感はやがて大きくなり、
慣れによって生まれた些細なミスや、
周囲とのミスコミュニケーションによって一気に爆発し、

「もう辞めてやるー!」

となってしまいます。

しかし、そこがやっとスタート地点です。
仕事の本当の楽しさ、甘い果実はすぐ目の前です。
あと数か月続けてみてそれから辞めるのでも遅くはありません。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。