日記

作品の山場とそれ以外の場面の役割

「見せどころ、聞かせどころ」

という言葉があるように、映画や音楽などの時間芸術においては、
たとえば音楽なら5分、映画なら2時間、その中で作り手が一番
見せたい、一番聞かせたい山場のような部分があります。

「このシーンを見てほしくてこの映画を作りました」

と監督が言うことがありますね。

音楽ではもっと分かりやすく、「サビ」と呼ばれているように、
その楽曲の山場が明確な意図を持って組み立てられます。

そして、その山場、サビを最高にプレゼンテーションするために、
前奏やAメロ、Bメロ、映画で言えばその他の何気ない情景シーン
が丁寧に計算して作られています。

鑑賞者の鑑賞エネルギーを次第に高めていく役割や、山場を過ぎ
た後の感情のマネージメントを丁寧に行うために、山場以外の
部分もそれぞれに明確な役割を持ってデザインされます。

今日の音楽

眩暈(バージョン2)/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。