日記

作品は「心のヌード」

作曲をするということは僕にとって、
「自分自身の内面をさらけ出す」ということです。
作品は、僕の「ヌードな心」と言ってもいいくらいで、
実は、肉体の全裸を見られるよりも大きな恥じらいを
感じることがあります。
僕は作曲をするその瞬間の全エネルギー、全タマシイを込めて
音楽を作っているので、「音」に僕の内面が織り込まれていき、
そうやって完成した音楽には、
「僕の精神の分身」とでも言いたいような「何者か」が
確かに存在することになります。
その「何者か」は、衣服などひとつも纏わずに、
肌がむき出しになっていて、在りのままの姿でそこにいます。
時には、やわらかな皮膚さえ無く、
そっと触れただけで激しく痛む出来たばかりの傷口のように
真っ赤な肉体で震えていることもあります。
衣服を纏った作品は、僕にとって、
あまり出来栄えのいいものではなく、
ヌードであればヌードであるほど、良い作品となります。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。