日記

使いやすいものは美しい

「機能美」という言葉があります。

国語辞典によると、「余分な装飾を排除して、無駄のない形態・
構造を追求した結果、自然に出てくる美しさ」とあります。

先日観た工芸品の特集番組でも、工房の匠が、

「使いやすさを極限まで追求すると、美しいものができる」

と言っていました。

機械やIT、工芸品だけではなく、これはどんなものにでも言える
ことだと思います。

音楽や映画などの芸術、文化などは「無駄」なものが含まれて
いてもそれが「余裕」となるのだから良いのだと言われることが
ありますが、優れた作品には無駄は一切見当たらないものです。

「使いやすさ」ということを、音楽に当てはめてみますと、
「聞きやすさ」ということができると思います。

耳から入った音楽が何の引っかかりもなく心に届くようにする
ためには、それこそあらゆる無駄をそぎ落として、必要最小限の
音だけで組み立て、「美しいシンプルさ」を実現できなければ
いけないでしょう。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。