日記

依存するのはいつも良くないことにばかり

人間は誰もが何かに「依存」して生きています。

たとえば、僕は甘いものに過度に依存していますし、
珈琲に依存しているカフェイン中毒者でもあります。

人生は思い通りにはいかなくて、生きていくのは苦しみですから
何か「心の拠り所」を求めてしまうのは当然のことです。

それをしている間は、刹那の癒しに浸れるというものです。

映画狂、本の虫など、趣味の延長線上にあるものであれば
あまり問題はありませんが、困るのはお酒、煙草、薬物など
身体に良くないものに依存してしまう場合です。
これは「物質依存」と呼ばれます。

また、ギャンブルや過度な買い物、インターネット中毒などの
いわゆる「プロセス依存」と分類されるものも、
暮らしを破綻させますので良くないですよね。

恋に夢中になりすぎるのも問題です。
異性に依存し、セックス中毒、ストーカー、DVなど、
他者に迷惑をかけ、これは「関係依存」と呼ばれます。

こうして見てきますと、どうして人は
「良くないこと」にばかり依存してしまうのでしょうか。

たとえば僕の例で言うなら、甘いものの摂り過ぎで、
糖尿病のリスクがありますし、一日数杯なら身体に良いと
される珈琲だって、一日数十杯もガブガブ飲んでいるようなら
身体に良いわけはありません。

人に親切にすることに夢中になる親切依存、
世界の平和を求めることに命を燃やす平和依存などは
あまり聞いたことがありません。

ベジタリアンなど、健康のことばかり気になる健康依存は、
一見すると「良い依存」のように見えますが、
世の中の見たくないものから目を逸らし、
過去の経験からの逃避や、そこに身を置いていた自分の浄化と
いう意味合いへの依存となりますので、これも他の依存症と
本質的には変わらないそうです。

つまり、自分のためではなく、

「それをすることによって他者のためになることに依存する」

ということが、人間はできないのかもしれません。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。