日記

分かっていてもできません

「そうすれば良いことは私だって頭では分かっているけれど、
 どんなにがんばってもできないのです。」

こんなお悩みをお寄せいただくことがありますが、
それは人間であれば自然なことです。

世の中の多くのことはこの悩みによって、うまくいかず、
叶えられることはなく、いつしか諦められてしまいます。

どうすれば良いか、今、何をしなければいけないのか、
それはみんなよく分かっているのです。
しかし、実際の行動に反映させることができないのですね。

頭で分かっているだけによけいに苦しいですね。
むしろ何も分からないほうが、どんなに心穏やかに
過ごせることでしょう。

分かっているのにやめられない、分かっているのにできない、
ということの最大の原因は、「恐怖」と「欲」です。

そんなことできっこない、そんなことをしても時間の無駄だ、
みんなにどう思われるだろう、損をするんじゃないだろうか、
私にはできるはずがない、などという「恐怖」を感じて、
行動できなくなってしまいます。

そしてまた、あわよくば、もっともっと、という「欲」が、
節制の規律を乱し、大きな破滅へと引きずり込みます。

つまり、人間が勝手に恐怖を感じ、勝手に欲に踊らされて、
勝手に苦しんでいるように神様には見えることでしょう。
それはまるで喜劇です。

分かっていることをしっかり行動に移すためには、
自らの心に次々と沸き起こる恐怖や欲を完全に無視し、
予め自分で決めたことをしっかり守り通す強さが必要です。

自分の首を絞めているのは自分であることに気が付きましょう。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。