日記

別れ際、振り返らない

人とお会いし、その別れ際、

「さようなら。」

と言って手を振ります。

しかしその後、そのまま去るか、再び振り返るかは
人によって様々ですよね。
中には何度も何度も振り返り、相手が見えなくなるまで
延々と続ける方もいらっしゃいます。

こんな僕にも純真だった青春時代というものがあり、
その時には恋人との別れ際、そのような振り返り振り返りを
していたことがありましたが、いつまでも気持ちを引きずり、
逆に別れの寂しさが増幅されることに気が付きました。

それ以来、別れ際には振り返らず、スパっと別れ、

「寂しさに決着をつける」

ことにしました。

また、何度も振り返りながらの別離は、前方不注意になり、
他の通行人にとってとても迷惑なものです。

「ちゃんと前を向いて歩けよ。」

と叱られることもあります。

別れ際は潔いほうが良いようです。

これは、メールのやり取りにおいても同じですね。

メールを何度かやり取りをしていると、
双方共に踏ん切りがつかなくなって、
延々返信が続いてしまうことがあります。

いずれはどちらかが止めなければいけないのですが、
返信を止めるほうは「悪役」のようなニュアンスを
帯びてきますので、その役を引き受けるのは勇気が要ります。

お互いの時間を大切にする意味でも、
できるだけその「悪役」を引き受けたいといつも思うのですが
なかなかできません。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。