人間の力には限りがありますので、一日のうちに行うすべての
ことにおいて最大の熱量を込めるというのは不可能なことです。
そうしますと、限りある力を有効に使うために、次のいずれかの
方法を選ぶことになります。
◆1、
すべての行動にまんべんなくそれなりの熱量を注ぐ
◆2、
ある行動には最大の熱量を込め、それ以外の行動には必要最小限
の熱量だけを込める
「1」の方法を取ると、すべてを卒なくこなすことができます。
ただし、強烈な結果を出すことは難しく、すべてにおいて「そ
れなり」の結果になってしまうでしょう。
「2」の方法を取ると、最大の熱量を込めたある一つのことに
おいて、強烈な結果を生み出せる可能性があります。
ただし、事前に自分が力を注ぎたい行動を選択する必要があり、
今の自分にとって何が大切かを知る必要があります。
また、「1」よりも「2」のほうが疲労度が大きく、また上手くい
った時の達成感や上手くいかなかった時の失望感も大きいという
のが僕が実体験を通して感じることです。
人生にメリハリが欲しいと思っていらっしゃる方にとっては、
「2」の方法が有効でしょう。
自分にとっての力の入れどころとそうでないところの選別を
まずはしてみると良いでしょう。
雪の香り(バージョン2)/作曲:山谷 知明