日記

友達甲斐のない人

「お友達になりましょう。」

と言って結んだ友情は滅多に長続きすることはありません。

親友とは、そのように大げさに宣言し合ってできるものではなく
好きなことを囲んで交流していたら、「いつの間にか友達に
なっていた」という場合が多いものだからです。

僕は自分からなかなか心を開くことができない性格のため、
友人と呼べる友人が数えるほどしかおりません。

高校時代も休み時間はいつも教室の片隅で
一人で本を読んでいるような孤独な少年だったのです。
(しかもそれを決して苦痛には感じなかったところが、
 僕の病的なところです。)

このような性格のため、自分からすすんで「友達になろう」
などと言うことはなく、せっかく素敵な人に出逢っても、
頻繁に連絡を取り合って関係を築き上げていこうという
「友達甲斐」が全くないため、多くの人を失望させてきました。

けれどそんな「友達甲斐の無さ」を大目に見てくださって、
こんな僕に愛想を尽かすことなく今もお付き合いを続けて
くださっている方(かなり奇特な方だと思いますが・・・)が、
僕にとってはとても大切な財産です。

大きな地震があった時に、
真っ先に思い浮かぶのはその人たちのことです。

「あの人は無事かな。」

と心配になります。

自分の身に何か悲しくてつらいことがあった時に、
思い浮かぶのもその人たちの顔です。

「あの人だったら何て言ってくれるだろう。」

と考えます。

それでも連絡をしないのが僕のさらに病的なところなのですが。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。