日記

同時上映

幼い頃から映画が大好きで、
週末に映画館に連れて行ってもらうのが何よりの楽しみでした。

その当時はまだ「二本立て」というのが多く、
目的の映画の他に「同時上映」として、
もう一本別の映画を観ることができました。
(中には「三本立て」という大盤振る舞いのプログラムも
 ありましたが、合計6時間くらい拘束されることになるので、
 今思うと何ともすごい時代だったと思います。)

当初の目的である映画よりも、同時上映で観た映画のほうが
おもしろかった、ということもあります。
思わぬ発見、名作に出逢えた、という感激があります。
むかしのレコード盤の「B面」の曲に惹かれて、
A面の曲よりも好きになってしまうのと同じ感覚ですね。

このことが実は「作品を楽しむ」ということの
重要なポイントであると思っています。
つまり、良い作品だから観る(聴く)のではなく、
「良い作品に出逢う」ということです。

音楽をやっている男子の話で、

「友人の家に遊びに行ったら、そのお兄ちゃんが聴いていた曲に
 衝撃を受けてこの世界に入った。」

というようなのをよく耳にしますね。

芸術は目的を持って接触するよりも、
思いがけず出逢えたほうが心に強烈な印象を残すようです。

映画の同時上映にはそんな魅力がありました。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。
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