日記

大切な人の大切なもの

ロマン・カチャーノフ監督の『ミトン』という作品に付けられた
キャッチコピーは、

「あなたには、あなたの大切な人の大切なものが見えますか」

というようなものだったと思います。

これを見た当時、ずいぶん素敵な言葉だなあと思いました。

人は自分の大切なものはよく見えるのに、
他人の大切なものはなかなか見えません。

それどころか、自分の大切なものばかり見て、
他人の大切なものを無視したり踏みにじったりしてしまうことも
ありますね。

また、大切な人が、あなたがあまり大切だと思わないような
ものを大切にしていたらどうでしょうか。

そのものについて批判したり、そのものの悪口を言ったり、
自分の好みを押し付けたりしてしまうのではないでしょうか。

フランスの哲学者ヴォルテールは、

「私はあなたの意見には反対だ。しかし、
 あなたがそれを主張する権利を命をかけて守りたい」

と言ったそうですが、たとえ自分の好みには合わなくても、
大切な人の大切なものを大切にできる人間でありたいものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。