もう五年くらい前になるでしょうか。
その当時配信していたメルマガの読者様から
下記のようなメールをいただいたことがあります。
失恋しました。食事ものどを通らずに、
毎晩眠れない夜を過ごしています。
何をしていても彼のことばかり考えてしまって、
仕事にも集中できません。
いっそ死んでしまったら楽になれる気がします。
もしも過去に戻ることができたなら
絶対に彼と幸せにやっていく自身はあります。
自分の悪かったところをすべて直して
彼に接する自身があります。
今となっては、の話ですが・・・
恋がうまくいかないと、仕事や生活に支障をきたしますね。
僕自身、過去に大きな失恋をした時、何日間も眠られず、
まったくお腹がすかず、何も食べらないことがありました。
「ダイエットには失恋するのが一番いいな・・・」
などと自虐的に思ったものです。
失恋でつらいのは、
「楽しかった時のことを鮮やかに覚えている」ということです。
あの時こんな話をして笑い合ったなあとか、
あそこにも一緒に行って楽しかったなあとか
いろいろ思い出してそれに取り憑かれて心が痛みます。
「楽しかった思い出」こそが一番苦しいものとなるのです。
ある詩人が書いた詩にこういうのがあります。
この失恋でかわいそうなのは
僕でも君でもなく
思い出だ
思い出が一番かわいそう
また、ある映画のセリフにこんなのがあります。
おまえは今、後悔と自己嫌悪のカタマリだ。
すべて自分が悪かったかのような
魔法にかかっちまっているのさ。
人間はどうやら、恋を失うと、
自分自身を責めるようにできているものらしいですね。
もしもあなたが失恋で苦しい夜を過ごしているのなら、
少し考えてみてはいかがでしょう。
あまりにも自分を責めすぎてはいないだろうかと。
こんな名言があります。
自分のことを醜いと知った人間は、もう醜くはない。
がんばっていきましょう。
日記