日記

奇跡のかき氷

今日、仕事の合間を縫って、
たまプラーザという近所の駅に遊びにいきました。

海に行くでもなく花火に行くでもなく旅行をするでもなく
いつも部屋に篭ってせっせと音楽を作るだけの
まるっきり季節感のない生活をしているものですから、
少しは夏らしいことをしようと思い、
かき氷を食べることにしました。

たまプラーザテラスという駅ビルの中に、
素敵なお茶屋を見つけ、そこが「氷あります」でしたので、
入ってみたところ、狭い店内の奥に通され、
そこは客席数たった6つばかりの、
薄暗く静かでひんやりとした「素敵空間」だったのです。

「ほうじ茶かき氷」というのを注文したところ、
涼しげなガラス製のお盆と小鉢に丁寧に乗せられた
美しい茶色のかき氷が運ばれてきました。

添えられた不思議な形状のお匙で掬って一口食べてみたら、
それは生まれてから今まで食べたことのないような氷でした。

お祭りや縁日でよくあるかき氷とももちろん違いますが、
テレビなどでよくやっている、

「天然氷使用、ふわっとした食感のかき氷」

というのとも少し違って、それは、
さらさらとしていてまるでお砂糖のように軽く、
素晴らしいほうじ茶の香りがする奇跡のかき氷だったのです。

荻上直子監督の映画『めがね』の中に、
もたいまさこさん演じる謎のおばさんが作るかき氷が、

「一回食べたら人生が変わるかき氷」

などと皆に賞賛されるシーンがありますが、
まさにその感覚を実感できました。

「奇跡のかき氷」に出逢えた素敵な夏の思い出です。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。
This error message is only visible to WordPress admins

Error: No posts found.

Make sure this account has posts available on instagram.com.