アーティストの日比野克彦さんが、
「創作は一人の人に向けて行うと良い。
その一人の人の後ろには大勢の人がいる。」
というようなことをテレビでおっしゃっていて、
それはこの世のあらゆる仕事においても同じだと思いました。
仕事をする時に、または何か新しいサービスを作る時に、
「誰に向けたものにするか」
といういわゆる「ターゲット決め」が重要になります。
「世界中すべての人に届けたい」
と思うのは、欲張りな人間の本心ではありますが、
僕たちの時間とエネルギーには限りがあり、
どんな人でも1日は24時間しかありませんし、
集中力にも限度があります。
ですので、その限られた資源を世界中の人すべてに注ぐよりも、
ターゲットを定めて、狭い範囲の人に注いだほうが、
「質」が向上するのは明白なことですね。
「広く浅く」ではなく、「狭く深く」です。
ターゲットとなる範囲が狭ければ狭いほど、
その一点にすべての時間とエネルギーが注ぎ込まれて、
かなり質が上がるでしょう。
ターゲットをどこにするか迷った時には、
とりあえずは「女性」に絞ると良いでしょう。
なぜなら、女性が満足すると、
その周辺にいる男性や子供たちも勝手に満足するからです。
奥さんや恋人、お母さんが笑顔でいると、
男性も子供もそれを見て勝手に笑顔になって、
ひいては世界中すべての人が笑顔になることでしょう。
「女性は太陽である」
という言葉は一見するとありふれた言葉ですが、
そこにはとても大きなものが含まれているように思います。
女性が明るくない社会は、太陽のない空と同じですね。