日記

好きになってもいいですか

女性の得意技のひとつに、

「好きになってもいいですか?」

という告白のキメゼリフがあります。

微妙な乙女心の演出も分からなくはないのですが、
戦略的な思惑も見え隠れしていて、ずるいなぁと思います。
それを言われたら、断れなくなってしまうからです。

「好きです。」という言葉にノーを言うことはできますが、
「好きになってもいいですか?」という言葉には、
未来への期待感の演出効果と、「まだ好きになってないよ」
という「保険」の効果があり、前者に比べると
ノーと言える確率が下がります。

ビジネスの営業のやり方に、
「Yesを積み重ねる」という手法があります。

たとえば、オーガニック石鹸を販売している会社が
あったとします。

「この石鹸は自然に優しい石鹸です。買ってください。」

と言っても、なかなか買ってはもらえませんね。

そこで、宣伝を段階的に分けます。

「地球の未来のために、自然を守ることって大切ですよね。」

「Yes」

「地球に優しい生き方をしていきたいですね。」

「Yes」

「何かできることから少しずつ始めたいですね。」

「Yes」

「毎日使っている日用品を変えるだけで、
 地球のためになるなんて、やったほうがいいですよね。」

「Yes」

「この石鹸は自然に優しい石鹸です。買ってください。」

「Yes」

・・・となる可能性が高まります。

人の心を動かすには段階的に・・・
というのは政治家などもよく使っている手法ですね。
(消費税など。)

小さなオファーを段階的に仕掛けてきて、
Yesを引き出そうとしてくる人には要注意です。
知らず知らずのうちに心が動かされてしまうでしょう。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。