日記

宝物のような思い出

たった一度の、それも他人から見ればとても小さな思い出が、
ある人の一生を照らす大切な宝物となることがあります。

それは本当に些細なこと、一泊の旅行かもしれないし、
一緒に食べたお菓子の味かもしれません。

そういうものが心のどこかにいつも引っかかっていて、
暗く落ち込んだ時などに輝き出し、元気付けてくれるのです。

生まれてからたったひとつでもそのようなものを持てたなら、
この世に生まれた意味があるのではないかと僕は思っています。

手に入れたものはすべてお墓に入る前に手放さなければいけない
ですし、それなりに楽しいことは毎日たくさんあります。
しかし、心にいつまでも残る思い出というのは、
どんなに長く生きたとしても、数えるほどしかないでしょう。

「この楽しい気持ち、この嬉しい気持ちのために、
 わたしは生まれたんだ」

と思えるような出来事にめぐり逢えたら幸せですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。