日記

小さくて強い印象

どうでも良いことがたまらなく気になることがあります。

映画の中でも、ストーリーとは全く関係のないこと、
たとえば人物の動きや台詞の発音の癖、画面の端に映っていた
小物の色などが、映画の物語そのものよりも強く印象に残り、
旅先でほんの数秒間話しただけの人が忘れられなくなったり、
友人との会話の中の本筋とは関係のない些細な言葉が、
強烈に心の中に残ってしまうというようなことがあります。

そして、それらの「小さくて強い印象」が、自らの行動を
左右するほどの大きな存在になることがあります。

人間が行動するために必要なのは、大きなことではなく、
小さなことでも構わないのですね。

『北風と太陽』のお話のように、大声で号令をかけたり、
強い力をかけても、人の心は動きません。
小さな、ほんの些細なことで、
行動も、人生も、思いがけず一気に動くものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。