日記

小さなことがその日の運命を大きく変えてしまう

映画『トリコロール』や『ふたりのベロニカ』を作った
ポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキは、

「ハリウッド映画によくあるような大げさな事件を引き起こす
 必要はない。小さなこと、小さな出来事が大きな印象を与え、
 登場人物の物語を大きく変化させるのだ」

というようなことを言っています。

なるほどキェシロフスキの映画を観るとそれがよく分かります。

確かに僕たちの日常生活を改めて観察してみると、ほんの些細な
ことが心に影を落とし、その小さな痛みのような印象が後々まで
残って、やがて大きな行動、事件へと発展していくことが
とても多いように思います。

朝に雨が降っていた。

お気に入りの服が見つからなかった。

ジャムを塗ったパンを床に落としてしまった。

信号が赤に変わった。

コーヒーがおいしくなかった。

など、何でもないようなことがずっと心に残って、
その日の運命を左右してしまうようなことがあります。

今日の音楽

失われた風景/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。