日記

希望ではなく目標を

「人間が最後に罹るのは、希望という名の病気である。」

という寺山修司の言葉があります。

人間が生きているこの現実世界はとても厳しく、
争いの絶えない国の人たちは日々命の危険に怯え、
そうではない所謂「平和ぼけ」の国では、
それとはまた別種の厳しさ(生きている実感を得るのが困難
であるというある意味もっと深刻な苦しみ)があります。

現実世界で、もうどうにもできなくなってしまった時に、
絶望を越えた絶望のその先に、

「明日こそは。」

というとても切ない最後の希望があります。

臨死体験と言って、死ぬ時にとても美しい風景が見え、
天上の悦びのような快感に満たされると言われますが、
それに近い「自らを慰める人間の最後の手段」です。

多くの場合、希望を抱きながら人は消えていってしまいますが、
希望を「目標」に変えることで、幸せを現実化する可能性が
残っています。

つまり、「漠然とした期待」である希望に埋没するのではなく、
その希望を分析して、最後の最後に自分の手足を使ってできる
ことを具体的に考えることができたら、それは目標になります。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。