お盆休みで故郷に帰省されていらっしゃる方も多いのでは
ないでしょうか。
大好きな中島みゆきさんの『帰省』という歌の中に、
「都会にいると転んだ人をよけて交差点を渡るくらい心が汚れた
私であるけれど、年に二回、八月と一月、はにかんで人に道を
譲るくらい心にゆとりが戻ります。故郷からの帰り道だけは」
という意味合いの歌詞があり、なるほどそうだと思います。
故郷(僕の場合は青森ですが)からの帰り道というのは、
心がリセットされていることが、はっきり意識されるくらいに
実感します。
そして戻って都会が近づいてくると、心に何やら重苦しいものが
無理矢理ドアをこじあけるようにして入り込んでくるような
感覚があるのです。
僕は東京も横浜も大好きなのですが、それでも自然と感じて
しまうこの感覚が、生まれ故郷との違いなのでしょう。