日記

底力を見せる絶好の機会

震災後の復興を特集したニュース番組の中で、
瓦礫を片付けるおじいちゃんが今の心境を問われ、

「底力を見せたいと思います。」

と笑顔で答えた一言が強く心に残っています。

日本人は苦しい状況になればなるほど力を発揮しますね。
世界で初めて(そして唯一)原子爆弾を落とされて戦争が終わり
その後の復興・経済成長のスピードは驚くべきものでした。

そして平和すぎるほどの平和を享受できるようになった時、
心のどこかでのんびりした気持ちになってしまったのもまた
日本人の特性のせいだったのでしょう。

ふと気が付けば、お隣の国々が我が国と同等の品物をもっと安い
価格で世界に供給し、日本を追い抜いてしまいました。

同じ品物であれば、お客さんは価格の安いほうを買うのは当然の
ことで、そのことに対して恨みつらみを並べ立てても(恨み
つらみを並べ立てるのもまた日本人の得意とするところです。)
そこには残念ながら何の生産性もありません。

常に、誰にも真似できないことを目指してがんばる。

今こそ、底力を見せる絶好の機会ですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。